HPVに関するちょっとした疑問に答えるシリーズ④
性的デビュー前の男性がHPVワクチン接種を検討した場合に考えるあれこれ🐰
アマミノクロウサギ(Amamino_Kurousagi)
2024.11.04
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男性がHPVワクチン接種する利益は当然存在する。議論の余地はないが、日本において国の保健機関が勧める定期接種として男性に採用されていない上に、将来採用されるとしても、おそらくその時点の高校一年生までだ。
現在高校一年生以上の男性各氏は、なる早で接種した方がよい。残念ながら自費になるが🐰その時にきになるあれやこれやについて、質問がきたので、いい例題になるだろう。
一緒に考えてみよう🐰(匿名だけど質問者には感謝)
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続きは、2042文字あります。
- 性交渉以外の感染経路を考えたらいいか?
- クリニックでは、男性に対するHPV検査と謳ったものがあるが、これは受ける意味はある?
- 肛門がんのリスクファクターとして気になったのですが、肛門科でコンジローマがないことを確認することが、HPV非感染を証明することにはならないか。
- HPVというのは感染した部位に影響を及ぼすのでしょうか?それとも血液をめぐって全身に作用するのでしょうか?例えば、肛門から感染して、咽頭癌のリスクファクターとなるなど
- ウォシュレットでの感染リスクが高くないとは理解したのですが、理論上はありえるのでしょうか?無視できるほどでしょうか?
- ウォシュレット自体は普及しているので、これに関しては、リスクは他の人と同等と考えて、自分はむしろ、性交渉前の1番いいタイミングで、定期接種の年齢で打つのと理屈上同じ効果を得られるのでしょうか?
- また仮に感染していた場合、同じ型には効果はないのでしょうか?それとも、ウイルスの活動を抑えるなどの効果も期待できるのでしょうか?
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