子宮頸がんになった女性は中咽頭がんや肛門がんになりやすいのか
誰と比較するかによる🐰簡単な話ではない
アマミノクロウサギ(Amamino_Kurousagi)
2025.06.05
読者限定
『子宮頸がん罹患しその治療が終わって寛解しても、その他のHPV関連がんのリスクが高いから、それ以外の部位のHPV関連癌に関してスクリーニングを受けたほうがよい』
『子宮頸がんになった女性で結構中咽頭がんになった人がいる』
最近🐰さんのところに寄せられた質問・コメントを、お題にしよう。
双方、’学会’で聞いた話とのことなので、所謂専門家の言ったことなのだろうが、この言説は正しい部分もあり間違っている部分もあり、どのような文脈で何を目的とした言説かによって意味が変わる、ちょっと取扱注意なものだ。
解説しよう🐰
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続きは、4990文字あります。
- 簡単な話①HPV関連癌は全てHPVが感染することによって(必要条件)発症する
- 簡単な話②ハイリスクHPV (特に16型)に感染していると『わかる』のはどのような集団か
- HPV16型に感染しているひとの大部分は子宮頸がんにもならなければ・中咽頭がんにもならない
- 子宮頸がんになった女性は中咽頭がんや肛門がんになりやすいのか→『誰と比較するか』『それで何を目指すか』による🐰
- まず、肛門がんについて🐰検診による予防が可能であることがわかってきた為に状況がかわりつつある
- 次に中咽頭がんについて🐰検診による予防法がない・終了
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