目で見てわかるHPV⑧ワクチン接種後の抗体価のモニタリング
自然感染がどの程度起こって(抗体が誘導されて)いるのかも大体わかる🐰
アマミノクロウサギ(Amamino_Kurousagi)
2025.06.14
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イングランドではワクチン対象集団における抗HPV抗体のサーベイランスが行われている。
ワクチンによって誘導された抗体が集団レベルで維持されているか
ワクチンの効果がどの程度持続しているのかに対する直接的な評価になり、もし追加接種が必要なサインがあればワクチン行政に反映させるために重要だ。英国では2価→4価→9価とワクチンの種類の変更が行われたし、接種回数も3回→2回→1回と変更されてきた。
特に1回接種の採用にあたっては、長期的な感染予防効果のモニタリングは必須で(中和抗体誘導能において劣性だから)必要とあれば追加接種等の対応をとることが条件となっている。
①それぞれ(異なるワクチン接種プログラム)のワクチン対象集団(接種集団ではない*注意。未接種者を含む)においてどの程度『抗体の陽性率』であるか。
②16/18型陽性の集団において、それぞれ(16型18型以外も含む)の型に対する抗体価の平均値
③2価ワクチン対象集団(6型11型に対する抗体は誘導されない)の6型11型に対する抗体価の陽性率・平均抗体価をみることで、どの程度自然発症が起こっているのかが間接的にわかる。
この様なデータになっている。
行ってみよう🐰