バングラデシュはやるよ🐰
バングラデシュには、6500万人の15歳以上の女性人口をもち子宮頸がん発症のリスクにさらされている。これは日本と同じような数だ🐰
子宮頸がんはバングラデシュ女性に発症するがんの中で2番目に多い癌で、3番目に多くの人の命を奪っている。生涯罹患リスクは1.16%で死亡リスクは0.76%だ。罹患リスクは10万人の女性あたり年間10.6人で、発症すると4分の3の人が子宮頸がんで亡くなることになる。
日本の25%の死亡率とは対照的だがなぜか?
2018年に子宮頸がん検診の推奨が始まったが、2019年時点の検診受診率の推定は5%程度。バングラデシュにおいて、検診とはごく一部の恵まれた人だけが受けるようなものだ(った、にしたい🐰)
そのため、検診による子宮頸がんの予防や早期発見はなされておらず、症状が出てから(病期が進んでから)診断されるために、それだけ死亡率も高くなる。
検診システムがまともに存在しない国では、子宮頸がんもまた『運』が悪い人だけがなるが、どうしようもない癌であった。このような状況では、ワクチンの重要性が日本以上に大きいのがわかるだろう。
検診が存在するのに、バングラデシュ以上の子宮頸がん罹患率である国がある。日本というのだが🐰検診が子宮頸がん罹患率を大きく下げていることを考えると、子宮頸がんによる負担ははるかに日本の方が大きいと言える。HPV感染率と感染年齢の問題だろう。
そのバングラデシュでは直近の統計で年間8268人の女性が子宮頸がんを発症し4971人が命を落とした。
この状況を変えるべく、HPVワクチンプログラムが開始される話。
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- 2024年10〜14歳を対象としたHPVワクチンプログラムを開始する。
- それでも15歳以上を対象にしたキャッチアップ接種は行わない
- 地域によるワクチン導入に差がある
- 全ての関係者が一丸となったワクチンキャンペーン
- ワクチンの対象となった集団からは、検診をしようとしまいと関係なく子宮頸がんは撲滅される
- ワクチン一本で、子宮頸がんの負担ははるかに低くなる
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