HPV陽性・軽度異形成あり。HPVワクチンは接種した方がいい・してもいい?
もしくは『ワクチン接種の判断をする前に、検査をした方がいいのか』『異形成が治ってから接種するのがいいのか』問題
アマミノクロウサギ(Amamino_Kurousagi)
2024.05.01
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HPVは感染予防ワクチン。基本的にはかからないようにするためのものだ。感染しているものには基本的に効かない(がんになるのを予防できない)。
20代にもなれば、検診で(推奨されてもいますし)異形成に罹患していることがわかったり、HPV検査でハイリスクHPVに感染していることがわかった人もいるだろう。
そのような場合HPVワクチンは、接種していいのか、した方がいいのか、効果はないのか?特にキャッチアップ接種対象を念頭に考え方を説明するよ🐰
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簡単には『キャッチアップ接種対象であれば難しいことを考えずに接種しておくとよい』になり、さらには
HPVワクチンの接種の是非に、HPV検査や細胞診自体も・結果の考慮も不要・不要。異形成があっても治るのを待つ必要はなく、HPVの陰性化など待つ必要も皆無
難しいことを考えたくなければ接種でどうぞ(考えても接種でどうぞになりますが)🐰
行ってみよ〜
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続きは、3381文字あります。
- HPVワクチンは純粋な感染予防ワクチンです
- HPV検査はHPVに感染している・いないを調べる検査ではありません
- ワクチンの標的とする型全てに感染していたら意味なくないですか?
- HPVは検査感度以下で持続感染するウイルスだ
- いや、それでも自然治癒・排除されることがあるかもしれない。そして再感染を防ぎたい🐰
- HPVに曝露された機会があり感染している可能性があるときのHPVワクチン接種の判断のまとめ
- HPV抗体検査はありませんか?
- 既感染のHPVがある場合・ワクチン接種の安全性に問題はありませんか?
- 既感染の型にワクチンの意味がある場合がある?
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