HPVワクチンの安全性評価③ワクチンの安全性に関する世界諮問委員会によるレビュー(2013年)
ワクチンの安全性に関する世界諮問委員会(Global Advisory Committee on Vaccine Safety: GACVS)とは、ワクチンの安全な使用に関してのガイダンスを提供する『独立した』専門家グループ。同委員会は1999年にWHOによって設立され、その責務の一部としてワクチン・セーフティ・ネットを監督している。ワクチンセーフティネットに関してはこっち。
GACVS年に2回会合を開き、その結果をWHO Weekly Epidemiological Recordに発表しています。その中でHPVワクチンに関しては2006/7年上市後、安全性に関してその時点のエビデンスで総合的にどの様な評価ができるか・今後の課題に関して議論されています。
ここで示された評価は世界中の専門家の保健機関の大部分がざっくり同意する内容ということです。
2009年までのの簡単なまとめは
上市後リアル社会で大量に接種される様になって評価されたが、大きな問題点はなかった。HPVワクチン接種導入国では、いくつかの異なる(安全性に関する)シグナルが観察されたが、失神以外はワクチン接種との因果関係がないと判断できる。今後もモニタリングを続けよう。
今回は2013年のもの、日本でHPVワクチンが定期接種化されたのが4月。わずか数ヶ月で積極的勧奨が取り下げられることになった直後のリポートになる。さて、どの様に評価されたのか。
リポート全文はこちらから。
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