見てわかるHPV②➖2若い人で子宮頸がんは増えている?
イングランド・オーストラリアの場合🐰
アマミノクロウサギ(Amamino_Kurousagi)
2024.07.16
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日本の場合
1975年以降、全体の子宮頸がん罹患率は増減はあれど似たようなもので、検診における中高年の子宮頸がんの減少+性的活動性の変化が原因となって、子宮頸がん発症のピークが若年化してきた。
そして、2000年以降子宮頸がん罹患率は上昇傾向にあったが、2000年以降の性的活動性の変化が若い世代での子宮頸がん罹患率減少傾向として現れている可能性がある。日本で5学年ほどワクチンの接種率が高い世代がある(20代後半を占める)。20代の子宮頸がん減少に一定効いていると考えられるが(そういう論文もあった)ここでは論じなかった。
じゃ、イングランドとオーストラリアの場合🐰
自然発症率自体に影響を与える因子・その上実際の発症率に影響を与える因子の双方を考察しなければならず、しかも世代ごとにどのように影響を与えるかは異なる。一つの因子の影響としての解釈をすると必ず間違う。
これは前提
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続きは、2793文字あります。
- イングランドの場合
- ワクチンが状況を一転させたイングランド
- オーストラリアの場合
- ワクチンが状況を一転させたオーストラリア
- オーストラリアのキャッチアップ世代はどうなった?
- 定期接種での接種率向上が鍵🐰なるべく早いほうが良い
- まとめ(HPVワクチンの効果は半端ない)
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