性交経験がなくても、子宮頸がんになることはありますか?
「性交渉の経験がないので、子宮頸がん検診を受けるメリットはごく少ないと考えています。それでも、子宮頸がんになる時はなるのでしょうか」

マシュマロ もぐもぐもぐ🐰
「性交経験がなくても子宮頸がんになる可能性はゼロではないのだから、検診を受けるべきだ」という説明や「性交経験がなければ検診を受けなくてよい」との説明を見ることがあります。今回は、この問題について整理された説明をすることが目的ね🐰
結論からいえば、検診を受けるかどうかは本人が決めてよく、受けることも、辞退することも選択肢になる(受けないといけない・受けてはダメではない)。発症リスクと検診の利益・負担は、他者が受診の可否を決めるためではなく、本人が判断するための材料です。
(そのことと誰に推奨するか、どのような検診システムにするかは、かぶってはいるけど別問題)
英国のNHS Cervical Screening Programme(NHSCSP)は、25歳以上の子宮頸部をもつ女性全員に推奨し招待しながら、性的接触を一度も経験していない人が子宮頸がんを発症する可能性について『ゼロではないが、非常に低い』と説明し、本人が検診の招待を辞退することも選択肢として示している。本稿では、この英国の制度・説明を材料に、どのように考えればよいかをまとめるよ🐰
「性交経験がない」とは、どのような意味か
まず(子宮頸がんのリスクと関係がある)「性交経験がない」という言葉の意味を整理するよ🐰
NHSCSPは、子宮頸がんの主な原因であるHPVは、挿入を伴う性交だけでヒト・ヒト間で感染するのではなく、以下の例を挙げている。
・膣性交
・オーラルセックス、アナルセックスに加え
・性器周辺を含む皮膚どうしの接触や
・性具の共有も「性的接触」に含め
・相手の性別も問わない(最近レズビアンなのに検診で異形性が見つかったって話があったね)
「挿入性交を経験したことがない(狭い意味での性交経験がない)」ことと「HPVに曝露する可能性のある性的接触を一度も経験したことがない」ことは同じではないよ
本人が性交とは認識していない接触や、同意のない性的接触―性的虐待や性暴力を含む―も、医学的にはHPVへの曝露機会となり得ます。
過去に性的接触があり、現在は性交渉をしていないという場合も、当然のことながら「性的接触を経験していない人」には当たらない。NHSCSPも、この場合には引き続き検診を受けることを勧めている(感染した可能性によるリスクは生涯続く)
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- 発症リスクは非常に低いが、ゼロではないとは
- 「ゼロではない」は、検診を勧める理由にはならない
- 一律に招待することと、受診を強制しないことは両立する
- では、どう考えればよいのか。結局どっちよ🐰
- 日本でも、つい最近になって指針の改正が検討されている
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