ネパールのHPVワクチン導入”も”大成功に終わった🐰

バングラデシュに続いてネパールでも9割のワクチン接種率を達成した。
アマミノクロウサギ 2025.02.25
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HPVワクチンの定期接種化を受けて2025年の2月(今月だね🐰)からワクチン接種キャンペーンを行っていた。

ネパールでは毎年二千人を超える子宮頸がん罹患者がいて、その4分3が子宮頸がんが原因で命を落としていた。子宮頸がんの罹患率は日本とそれほど変わらないが、その死亡率は4分の3にも達していた。日本の死亡率4分の1とは逆である。

・検診による早期発見

・罹患した時の治療成績

の違いだ🐰

ネパールの女性のがんといえば『子宮頸がん』だ、その罹患・死因ともに一位のがんであった。もちろん、がん関係の公衆衛生上の課題のトップにくると言える。

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続きは、1772文字あります。
  • 10歳から14歳の170万人の女子を対象に・中国製2価ワクチン・12カ月間隔の2回接種で導入
  • ネパールの子宮頸がんの原因は16型18型で80%を占める
  • 2025年2月4日より学校での集団接種を中心にHPVワクチンが導入された
  • 10年にわたる周到な準備のもとにHPVワクチンは導入された
  • 2週間のうちに、90%・140万人を超える対象となった少女たちにHPVワクチンの1回目を接種することができた
  • 一人も取り残されることのない様にする

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