9価ワクチンが肛門がん・中咽頭がんに有効なのは主にHPV16型の感染を予防するから🐰2価4価と同じこと
16型18型に加えて5つのハイリスクHPVの感染を予防することのできる9価ワクチンの男性への適応へと拡大することになった。
国内治験が昨年終了し、承認に必要な条件(データ)が整ったというタイミングでもあるし、適応が男性のHPV関連癌も含まれること(現時点の効能をみよ。HPV関連がんに関しては女性のがんに関してしか承認されていない。男性には正式には接種できん)になれば、正式に男性に接種できる様になる。

あれ、でもコンジローマが適応疾患に入っているので、現時点でも男性に適応がある様にも見える。なんで男性に接種できんかったのかな(詳しい人は教えて)
そのためには『男性におけるHPV関連癌予防効果が効能に含まれる』必要がある。で『肛門がん予防効果』が追加されたと言うわけ。これで正式に9価ワクチンを男性に接種する裏付けができた(コンジは?🤔)

news.jp/i/132104505766… 男性にも9価HPVワクチン 肛門がん予防追加、厚労省 | NEWSjp 厚生労働省は24日、子宮頸がんを予防するための9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの効能効果... news.jp
で、この効能は4価ワクチンガーダシルにはすでに含まれていましたので、ガーダシルは男性に接種できたわけですね🐰

4価癌罹患率の日本での添付文書
で、2価ワクチンサーバリックスが男性に接種できなかった理由です(ノルウェーでは今だ男女ともにサーバリックスを採用していますが)

2価サーバリックスの日本での添付文書
極めて事務的な話です。また、日本は小規模であっても日本国内での治験データを要求しますので(意味の大きさは置いておいて)データがないものに関しては承認されません(2価4価の2回接種とか)
国内治験が昨年終了し承認に必要な条件(データ)が整ったというタイミング
これはその様な意味です🐰
近い将来男性に9価ワクチンが(正式に接種できる様になる)過渡期となったが、より効果の高い9価を待った方がいいの?
これが問題となりますか。先行して公費補助を行なっている自治体も現在(少なくとも今年度は)は4価しか補助できません。しかし、来年度以降は理論上は可能です。一方、国の定期接種には含まれていないために(拡大ハヨ🐰)財政的裏付けはありませんので、コストが2倍になるのは頭が痛いかもしれません。
え、接種率が低いから問題ない🐰そりゃよかったですけど、別の意味で深刻な問題
答えは簡単でして『HPVワクチンは接種のタイミングかきたらそのとき接種できるものをなる早で接種』するになります。タイミングは中一とします。遅くても中学生の間には接種しましょう。
特に男性にとってはHPV16に感染するかどうかが分かれ目で、4価も9価も利益大きく変わりません。自治体で公費補助の対象になっていれば接種してください。4価を接種した(子供に接種させた)人もそれでいいので、心配する必要はありません。
その理由に関して、4価から9価の追加利益の観点から説明します🐰
いってみよー
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- まず女性における意味から
- じゃ、子宮頸部以外のHPV関連がんにおける型別寄与率はどうなってる?肛門がんから🐰
- 男性と女性において肛門がん罹患者の背景が異なるのをどう考える?
- 子宮頸部以外のHPV関連がんにおける型別寄与率はどうなってる?中咽頭がんの場合🐰
- あと一つ、重要なことに男性にとって中咽頭は女性における子宮頸部の様なものだ
- 男性にも9価HPVワクチン - 肛門がん予防追加、厚労省🐰中咽頭がんはどこいったの?
- HPVワクチンが子宮頸がん予防効果があるとその直接のデータがないときになぜ言えた?
- 中咽頭がんの場合はどうか?
- それでも米国では今年からHPVワクチンの効能に中咽頭がん予防効果が追加されました🐰
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